2020年の締めくくりとして、20万弱で自作PCを作る【中編(組み立て)】
前回はパーツを揃えました。組み立てて完成させるぞ!!!エイッ
①CPUを挿す
CPUの角にある△印をマザボの△に合わせて入れます。
ピンが折れると即座に4万がゴミになるため緊張の一瞬。
ヨシ!かるーーーく触ってちゃんとピンが入ってるか確認したら、レバーを下げて固定。
CPUクーラーは先につけちゃうと色々邪魔になるので後ほど。
②メモリを挿す
メモリを特定のスロットに2枚挿しすると自動で「デュアルチャネル動作」というのになり、倍の容量のメモリを1枚挿すよりも処理が高速化します。なんでかは知りません。
4枚挿しなら何も考えず全部に突っ込めばいいんですが、2枚挿しの場合はマザボに色分けがされているのでそれに従って挿します。
序列があり、A1-B1(黒いとこ)よりも先にA2-B2(灰色のとこ)に挿すのがよいらしいです。なんでかは知りません。
切り欠きの位置で表裏がわかるようになっているので、ラッチを開けて垂直に差し込みます。
これが結構な曲者で、マザボ曲がるんじゃねえかってくらいの結構な力で押し込まないとちゃんとラッチが閉まりません。この規格なんとかならんかな。
③グラボを挿す
殆どのマザボはPCIeの一番上のスロットがラッチの付いたグラボ用になっているので(一部例外あり)、そこに挿します。
PCパーツはその性質上、金属剥き出し&トンガリ上等みたいな箇所がいっぱいあるため、何も考えずに素手で掴むと高確率で負傷します。手袋をするか、何かを考えましょう。
④CPUクーラーを付ける
今回は5600xについてる純正付属品、Wraith Stealthを使います。ふつうの市販品と違って最初からグリスが塗ってあるので、接着面には触らないようにしましょう。
純正クーラーを使う場合、表側リテンションは必要ないので外します。ネジを外して裏側だけ残しておきましょう。
クーラーを上から置きます。四隅にばね付きネジがあるので、裏側リテンションとズレたりクーラーが歪まないように均等にちょっとづつ締めていきましょう。タイヤ交換と一緒ですね。
Ryzen純正のグリスはやたら固いとかスッポンするとか巷では言われていますが、別にクーラー交換する機会なんてあんまりないし温めればええやろ…の精神で今回は気にしないことにします。
ファンを回すための電力が必要なので、生えてるケーブルをマザボに繋ぎます。本来はマザボ上方にある「CPU_FAN」という端子に繋がなければいけないのですが、画像では間違えて下の「CHA_FAN」に繋いでいます。恥ずかしいですね。
⑤最小構成で起動チェック
これでPCを起動させるための最低限のパーツが揃ったので、電源を繋いでちゃんと起動するかどうか確かめます。
マザボに24pin、CPUに4+4pin、グラボに6+2pin×2の電源ケーブルをそれぞれ挿し、モニターを繋ぎます。
今回買ったグラボ(ZOTAC 3070 Twin Edge)はなぜか差込口がクッソ奥まった位置にあるため、ケーブルを差すのがとても大変でした。唯一のネガティブポイントかも。
起動にはPCケースの電源ボタンを使おうとしましたが、めんどくさくなったのでドライバーで直に通電します。マザボの下の方に「PWR_SW」みたいな名前の端子が2つ並んでいるので、ここに触りましょう。
初回起動時は時間が掛かるので少し待ちましょう。緊張の一瞬。
ファンが回っているということはちゃんと通電はしているが…どうだ?
起動ヨシ!一安心です。組付けた各パーツがしっかり認識されていることを確認しましょう。
(起動自体はちゃんとしましたが、CPUクーラーのケーブルを差す位置が間違っているためしっかりエラーが出ています。気付くのはもう少し後になります)
⑥M.2 SSDをつける
起動チェックが済んだら一旦電源とグラボを外し、M.2 SSDを取り付けます。マザボに直にネジ止めするので、配線の必要がなく見栄えが良いのが特徴です。
まずはマザボに付属しているM.2ヒートシンクを外します。ついでの裏のシールも取ります。
そうしたらパッドとスペーサーを指定の位置に仕込み…
こうなりました。ぶっちゃけ取り付けの手間自体は2.5インチのSSDとあんまり変わりませんね…
⑦電源を取り付ける
楽しかった時間も終わり、いよいよ地獄のケース組み付けパートに入っていきます。
ケース下の空間に、ファンを下側にして電源を突っ込みます。四隅をネジ止めして固定。
「小糸ちゃんの知らない世界 OP」をBGMに作業をするな。
⑧ケースにマザボを組み付ける
今回はマザボの規格がATXなので、ケースの「A」と書かれた穴にスペーサーを置きます。重ねると…ちょうどマザボの穴とピッタリって寸法さ!すごいだろジョン。
9ヶ所あるので全部ネジで固定します。ちょっと奥まった位置になるので、磁石付きロングドライバーがあると便利。というかないと拷問。
⑨配線
地獄の配線作業です。裏からケーブルを通し、スリットから表側に出して正しい位置に差し込みます。ついでにこのタイミングで、HDDや内蔵ドライブなどSATAケーブル系のデバイスを取り付けます。
端子は基本正しい位置にしか物理的に挿せないのでその通りに従っていけばよいのですが、とにかく線が多いのと細かいので非常に苦労します。
先ほど奥まって取り付けにくかったグラボの差込口は固定されたことで更に地獄に。指もしっかり負傷しました。
その後も抜いたり差したりなんやかんやあって………
ウォリャ~~~~~~~~で…できた!!!!一応!!!!!
果たしてちゃんと動くのか!?後編(起動&ベンチマーク編)へ続く。